うさぎがケージをかじってしまって、「うるさい」「歯が曲がらないか心配」と悩んでいませんか?
私も源君を飼ってから一番の悩みは「ケージかじり」でした。
この記事ではケージかじりをする理由と対策方法を実際の体験談と共に紹介します。
今私が対策して効果が出ている方法も紹介していますので、ぜひお試しくださいね。
うさぎがケージをかじる理由
うさぎがケージをかむのは、飼い主に対して何かを要求している、もしくはストレスが溜まっていることが考えられます。
エサ・おやつが欲しい
お腹が空いている時や、毎日の食事の時間が近づくとケージをかむことがあります。
牧草はいくら食べても良いですが、ペレットやおやつのあげすぎは肥満の原因ですのでケージをかじったとしてもあげないようにしましょう。
ケージから出してほしい
ケージから出て広い場所で遊びたい場合にもケージをかじってしまいます。
ケージ自体の居心地が悪い場合もありますので、家具の配置を少し変えてみるのも1つの手段です。
飼い主に構ってほしい、ストレスが溜まっている
飼い主に構ってほしい場合やストレスが溜まっている場合もケージかじりをしてしまいます。
また、去勢避妊手術をしていない状態で発情していると、ストレスが溜まりケージをかじることもあります。
うさぎがケージをかじり続けてしまうと
うさぎがケージをかじり続けていると、2つ問題があります。
歯が曲がって不正咬合に
金属のケージはうさぎの歯よりも硬いため、歯が曲がってしまうことがあります。
歯が曲がってかみ合わせが悪くなることを不正咬合と言います。
不正咬合になるとエサが食べにくくなってうっ滞を起こしたり、口の中に歯が刺さってしまったりします。
不正咬合の治療は動物病院で歯をカットする方法があり、1度なってしまうと繰り返すことが多いため予防する必要があります。
大きな音で騒音に
金属のケージをかじると、かなり大きな音が出ます。
寝室にケージがあるとうるさくて寝れず、賃貸マンションでは近隣への迷惑になってしまいます。
日中同じ部屋で過ごしている場合も、大きな音によって飼い主もストレスを感じてしまうことも。
うさぎのケージかじり対策
実際にうさぎがケージをかまないようにするための対策を紹介します。
ケージの隙間から指やエサをあげない
どちらかというと予防策ですが、ケージの隙間から指やエサをあげるのは止めましょう。
ケージの扉を開けずに少し触りたい、開けると外に出たがるなどを理由にやってしまいがちな行動ですが、ケージの隙間に顔を入れてしまいケージかじりを覚えてしまう原因になります。
無視する
うさぎが「ケージをかんで大きな音を出すと飼い主が来る」と思わないように、ケージをかじっていても無視をしましょう。
ただし、大きな音がするうえ歯が曲がらないか心配になって、飼い主の方がストレスが溜まります。
私は源君がケージをかじることを無視できなかったため、次の対策を試しました。
ケージに布をかぶせたり電気を消したりして落ち着かせる
ケージに布をかぶせたり電気を消したりしてケージの外が見えないようにする方法です。
部屋の散歩からケージに戻したばかりの興奮状態の時には少し落ち着きをみせますが、慣れてくるとケージをまたかじりだしてしまいました。
また、寒い間はブランケットをかけると保温効果もあるので良いのですが、夏は空気がこもってしまうので布をかけて熱中症になってしまったらと思うと布をかぶせるのをためらってしまいますね。
プラスチックのケージに買い替える
動物病院でケージかじりの相談をした時に唯一の解決法として紹介されたのが、「かめないプラスチックのケージに買い替える」ということでした。
約3万円で販売されています。
確かにこのケージであればかむことはできませんが、慣れている今使っているケージを捨てて買い替えるとなると痛い出費と感じました。
そこで、今のケージをそのまま使えてもう少しお財布に優しい方法を試しました。
木のフェンスやかじり木でガードする
ケージをかじっている様子を観察していると、いつもかんでいる部分がいくつか分かります。また、よくかじっている箇所はケージの塗装がはげてきています。
そのよくかじる部分をかじり木や木でできたフェンスでガードをしてみました。
ケージの代わりにかじり木やフェンスをかじることで満足してくれたらよかったのですが、源君はかじり木とフェンスの間からケージをかじるようになってしまいました。
プラスチックの板でガードする
ケージをかじらないようにするにはケージの隙間に顔が入らないようにする必要があります。
そこで、プラスチックの板をケージの形に切り出して穴あけパンチで隅に穴を開けて、結束バンドで固定してみました。
プラスチック板が1,200円、穴あけパンチが300円、結束バンドが100円なので計1,600円程度かかりました。
最初はケージの外側にプラスチック板を付けていましたが、板がゆがんだり鼻先を強く押し付けたりして無理やりかむようになってしまいました。
次にケージの内側へプラスチック板を付け直したところ、ケージをかむことはできなくなりました。
源君はケージの正面をかむことが多いため、ケージの正面にのみプラスチック板を取り付けましたが、全面をプラスチック板で覆うと通気性が少し心配ですね。
ストレス解消になるおもちゃを入れる
ケージの中でもストレス解消して楽しく過ごせるように、おもちゃを入れてみました。
床に置くおもちゃだとすぐに壊してしまうので、ケージの天井からぶら下げられるタイプを選びました。
ケージかじりから気をそらすことができましたが、ボールの素材を食べすぎてチモシーを全く食べなくなったため泣く泣く撤去しました。
うさぎの源君のケージかじり対策(最新版)
2021年6月時点での源君のケージかじり対策と結果を紹介します。
ケージの正面部分はプラスチック板をケージの内側へ配置
プラスチック板をケージの内側に配置することによってケージかじりが収まりました。
しかし、ケージよりも少し大きめにカットされてはみでている部分のプラスチック板を少しかじって食べてしまっています。
はみ出ている部分はごく一部分なので、このままプラスチック板でのガードを続けていく予定です。
ケージの側面や裏側はかじり木と木のフェンスでガード
源君はケージの正面部分以外はあまりかじらなかったのですが、プラスチック板を付けてからたまにかじるようになりました。
そこで、よくかじっている部分にかじり木や木のフェンスを付けてガードしています。
ガードしていない部分に関して
どうしてもケージの全面をガードするのは難しいため、ケージをかじることもたまにあります。
しかし、かじりやすい部分はガードしているため対策する前よりは長時間かみ続けることはなくなりました。
短時間でケージをかじるのをやめてくれるので、飼い主もストレスが減りました。
部屋んぽの時間を長くした
源君がケージをかじる原因はケージから出て部屋んぽをしたいという欲求でした。
そこで、部屋んぽの時間を最初は1時間と決めていましたが、徐々に長くして慣らしていきました。
その結果、源君はトイレや水分補給のために自分でケージ内に戻ることができることが分かりました。
今では日中の家に飼い主がいる時間は基本的にケージを開けて部屋んぽをさせています。

うさぎのケージかじりは対策が必要
うさぎはなんでもかじる習性がありますので、ケージをかじらないようにしつけるのは難しいです。
そこで、飼い主が物理的にかじれないように対策する必要があります。
これからケージを購入する場合は、プラスチックのタイプを購入することをおすすめします。
すでにケージがある場合は、比較的安くて簡単に加工できるプラスチック板でガードしてみてくださいね。