うさぎを部屋の中で散歩させることを、うさぎ飼いの中では「部屋んぽ」と呼んでいます。
ただ、うさぎを家の中で散歩する時はどのくらいの広さや時間がよいのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、部屋んぽの広さや時間について、私が実際にどうしているのかを紹介します。
一例として、参考にしていただければ嬉しいです!
うさぎの部屋んぽに必要な広さはどれくらい?
うさぎが部屋んぽするスペースは、うさぎの大きさにもよりますが1~2畳あれば十分とされています。
その理由として、広すぎるスペースでの散歩は、トイレを覚えなかったり興奮しすぎてしまったりするためです。
うちの源君も部屋んぽの際はケージの前にフェンスを立てて、1畳より少し大きいくらいのスペースで遊ばせています。
この中を元気に走り回ったり、端っこの方で寝たりと、楽しそうに過ごしていますよ!
運動不足やストレス解消のため、適度な広さを確保してあげてくださいね。
うさぎの部屋んぽする時間の長さは?
うさぎの部屋んぽに適した時間は30分~2時間程度と言われています。
あまり長いと縄張り意識を持ってしまい、ケージに戻されたときにストレスを感じてしまうためです。
また、部屋んぽ中ずっと走り回ってしまう子もいるため、休ませる意味でもこの時間が良いとされているのだと思います。
うちの源君の場合、夕飯を食べてから寝るまでの3時間くらい部屋んぽをさせています。
最初は1時間くらいと決めていたのですが、スプレー行為や粗相もせず、トイレはケージ帰ってするので徐々に時間を伸ばしました。
出しっぱなしだと興奮して疲れるという話も聞いたのですが、疲れたら寝っ転がって休んでいるため、長時間出しても大丈夫だと判断しています。
部屋んぽの時間の長さはうさぎの性格に左右されるため、飼い主がベストな時間を見つけてあげてくださいね。
うさぎの部屋んぽのために用意したもの
私は賃貸マンション(2DK)に住んでいて、リビングとして使っている6畳にケージを設置しています。
周囲への音や床のキズなどを防止するため、様々な工夫をしてきました。
用意したものとその理由について、紹介していきますね。
マット
床がフローリングだったため、うさぎが歩くためにマットを敷いています。
フローリングのような素材だと、肉球のないうさぎはつるつると滑って歩きにくくなってしまうためです。
最初は粗相をしてしまう可能性もあると考え、100均のジョイントマットをつなげて敷いていました。
汚されたり噛まれたりしても、損傷した部分だけ交換すればよいため便利ですよ!
ただ、連結部分を引っ張り出してかじって食べてしまったため、源君にはあまり合わなかったのかもしれません・・・。
しばらく試してみて、源君は部屋の散歩中でもケージ内のトイレに戻れることが分かったので、薄めの布マットに変えました。
マットをかじることもありますが、ジョイントマットほど食べることはなかったので安心して使っています。
フェンス
脱走防止と、部屋んぽのスペースを制限するため、ペットフェンス(50×70㎝)を購入し、ケージと連結させて使っています。
骨格は金属で全面プラスチックでおおわれているため、うさぎがかじりにくくなっています。
また、意外と勢いよく走り回ってフェンスにぶつかるので、ある程度強度がないと脱走されてしまいます。
100均の材料などでDIYする際は注意してくださいね。
洗濯ばさみ
フェンスとケージの隙間を固定するのに使用しています。
最初はフェンスだけ置いていたのですが、隙間から脱走したため固定しました。
大きめの洗濯ばさみで左右4か所固定しています。

スロープ(あれば便利)
ケージから出るときにスロープがあると便利ですが、使ったのは最初のうちだけでした。
最初は慣れていなかったため、スロープで恐る恐る散歩スペースに出ていました。しかし、慣れてくるとスロープなしでも簡単に飛び越えて外に出るようになりました。

スロープは体が小さい子うさぎや足腰が弱くなったお年寄りのためには便利ですが、元気なうさぎにはあまり必要ありませんでした。
うさぎの部屋んぽの注意点
実際に源君の部屋の散歩中に起こった事件を中心に注意することを紹介します。
うさぎの身体能力を侮ってはいけませんよ。
マットをかじってしまう
なんでもかじってしまうのがうさぎの本能なので、かじりにくいマットを採用することをおすすめします。
私たちはかじっても布の繊維がとれにくいマットを購入しました。どうせかじられてしまうので、安いもので十分です。
おもらししてしまう
部屋の散歩をする前に色々調べたところ、おもらしをした箇所に関しては臭いを完全に消してトイレの場所という認識を消すことが大切のようです。
また、どうしても同じ場所でおもらしをしてしまう場合は、もう1個トイレを置くと良いでしょう。
フェンスを飛び越えてしまう
高さ50㎝のフェンスは助走なし、足場なしでも飛び越えることがあります。
源君の部屋の散歩は近くに誰もいない状態ではさせないため、フェンスを飛び越えたらすぐにフェンス内に戻せる状態にしています。
フェンスの外はうさぎにかじってほしくないコード類もあるため、フェンス外の散歩はすぐに止めましょう。
私が購入したフェンスは上にも連結することができたので、元気な日は飛び越え防止のために付けています。

ケージの上に登ってしまう
フェンスだけでなく、キャスター付きで高さ55㎝以上あるケージの上に登ったことがあります。
ケージの横に足をかけて登ったようなので、ケージの上にネズミ返しのようにフェンスを乗せました。

驚いて急に捕まえようとすると、ケージの上からジャンプして骨折する可能性がありますので慎重に捕まえてくださいね。
うさぎの部屋んぽにあると楽しいおもちゃ
部屋の散歩中にうさぎが遊べるおもちゃを紹介します。
犬や猫のようにボールを取ってきたり猫じゃらしにじゃれたりするようなことはできませんが、うさぎがおもちゃで遊んでいる様子はとてもかわいいですよ。
トンネルやハウス
うさぎは穴で暮らしていたため、狭い所で落ち着く習性があります。
木や牧草でできたトンネルやハウスだと部屋の散歩中の食事やかじり木としても使えます。
かじってボロボロにしてしまいますので、消耗品ですが。
アーティスト源による
チモシートンネルの大崩壊
人間は後片付けが大変です😥#うさぎ好きさんと繋がりたい #うさぎのいる暮らし#ネザーランドドワーフ#アート作品 pic.twitter.com/cFB9ypIvD2— すとね夫婦@うさぎの源 (@rabitgen_stone) April 26, 2021
クッションやぬいぐるみ
クッションの上でリラックスしたりぬいぐるみと寄り添っていたりする様子はたまらなくかわいいです。
ただし、かじって食べてないように気を付けてあげてくださいね。
源はクッションをかじってしまい、中の綿を食べてしまうので基本的に食べてもよいチモシーや木でできたおもちゃをあげています。
部屋んぽでうさぎと楽しく触れ合おう
うさぎの運動不足やストレスの解消のために部屋の散歩をさせてあげましょう。
ケージよりもふれあいやすいので、うさぎとのコミュニケーションを図ることもできます。
源君は膝の上に乗ってくれたり、手をなめてくれたりしてとても癒されます。