温泉でゆっくり入って、おいしいご飯が食べたい!
ということで伊豆稲取にある「いなとり荘」に夫婦で泊まってきました。
思っていた以上に素晴らしい宿でしたので、紹介します。
温泉と食事を楽しみたい方におすすめの旅館です。
いなとり荘とは
伊豆稲取は温泉旅館やホテルが集まっている地域で、いなとり荘もその一角にあります。
いなとり荘へのアクセス
いなとり荘は伊豆稲取駅から車で約7分の距離です。
伊豆稲取駅に14時~18時までに到着すれば、駅の改札前に「いなとり荘」と書かれた看板を持つドライバーさんが出迎えてくれました。
無料で駅からいなとり荘まで送迎してもらえるのは、嬉しいサービスです。
東京方面からだと、伊豆高原を超えてさらに南下した場所に伊豆稲取があるので、少し東京からの移動時間は長めですね。
チェックアウト日は8:30・9:00・9:30・10:00・10:30・11:00・11:30・12:10に伊豆稲取駅行きの送迎バスが運行されているようです。
チェックインはロビーのソファで
無料送迎バスから降りると、玄関前に待機していたスタッフの方がすぐに案内してくれました。
広々としたロビーのソファに通されて、黒豆茶とお菓子をいただきながら、チェックインを進めてもらいました。
ここで夕飯の時間を決めることができ、18時か18時半を選べました。
部屋の鍵をもらい、いざお部屋へ!
チェックアウトが12時まででゆっくりできる
ちなみにチェックアウトはどの部屋でもどのプランでも12時までです。
10時までのホテルが多い中、追加料金がかからず12時までゆっくりと滞在できるのはかなりポイントが高いですよね。
チェックアウトの精算は事前に済ませて、ギリギリまで部屋や温泉を楽しむこともできますよ。
いなとり荘のお部屋
今回は一番安い標準和室に泊まりました。
海がばっちり見えて、とてもゆっくりと過ごせそうなお部屋で大満足でした!
洗面所は2つも洗い場があり、古いですがきれいで使いやすかったです。
お風呂も一応ついていましたが、大浴場に行ったため使いませんでした。
冷蔵庫は冷えたコップが4つ入っているだけなので、館内の自販機や近くのコンビ二で買ってきたものを入れられますよ。
右のポッドには氷水が、ケトルには水が入っています。
伊豆の特産品であるぐり茶のティーパックがあり、夜食のお供に飲みました!
ソファに座りながら、ぼーっと海を眺めたり読書したりする時間はとても贅沢ですね!
部屋には上下に分かれた作務衣が置かれていて、温泉や食事など館内で着ることができました。
浴衣よりも動きやすくて、着心地も良かったですよ。
チェックイン時にもらえるパンフレットには館内情報が満載で、とても分かりやすくてよかったです!
いなとり荘の食事
今回の旅の目的ともいえる、いなとり荘の食事を紹介します。
結構大食いの夫婦ですが、かなりお腹いっぱいになったので、味だけでなくボリュームも大満足でした!
いなとり荘の夕食は金目鯛尽くし!
2階にある食事処に向かうと、まずはこの5種類の魚から1人1種類選べました!
席に案内され、他のテーブルと間隔が空いていたので周りを気にせずに食事ができました。
今回の夕食のコースのメニューです。
前菜。
最初の1杯は地ビールアンバー。黒ビールですが、甘めで飲みやすい。
刺身。ニューサマーオレンジのジュレが白身魚にぴったり!
先ほど選んだ魚は別盛で、シマアジとスズキ。刺身の量、すごい!
活きたあわびを蒸し焼きにして、バターとレモンで。追い醤油をしても良き!
金目鯛のしゃぶしゃぶは、2回くらい浸して半生くらいで食べるのがベスト!日本酒がすすむ~
日本酒3種飲み比べセットは、いろんな味が楽しめてGood!
そしてメインディッシュの「金目鯛の煮つけ」!これで2人分なんて、贅沢すぎる~
半分くらいはスタッフさんが取り分けてくれるので面倒な手間もなし!
嬉しいことに、ここで白ご飯をお願いすることもできました。
よくある和食のコースだと一番最後にしか白ご飯が出てこないことが多いですが、このタイミングで白ご飯と共に煮つけを食べられるのはうれしすぎました!
なんとご飯の上に煮つけとたれと薬味を乗せた、背徳飯もできるんです!ご飯はお代わりできますよ。
最後に揚げ出し豆腐となすの煮びたし。ここまでかなりボリューミーなので、このくらいがちょうどいい!
デザートは栗アイスと芋けんぴなど、秋の味覚が楽しめました!
いなとり荘の朝食はおいしいものが厳選されている!
翌日の朝食は7:15、7:45、8:15の3つの時間から選べました。
スタッフさん曰く、8時以降は混むとのことでしたので、7:45に予約しました。(夕食の最後にできます)
7:45に夕食と同じ食事会場に行くと、7割くらいの席が埋まっていました。
ビュッフェスタイルで、入り口付近にマップがあったので分かりやすいですね。
私が選んだ料理はこちら!
刺身や金目鯛の味噌漬けなど、新鮮な魚介が豊富なメニューが多いですね。
私たち夫婦が一通り食べた中で、特においしかったトップ3を発表します。
3位:ローストポーク
サラダコーナーにあったローストポークがしっとりしていておいしい!
2位:そば
出汁がおいしい!2杯食べました
1位:出汁巻き卵
その場で職人さんの作っているので、出来立てを食べられます。
家ではなかなか作れないような、本格的な味を堪能しました。
いなとり荘の朝食は品数がとても多いわけではありませんが、1つ1つ丁寧に作られていて、特に出汁が効いているメニューの味がおいしいと感じました。
夫のジュンヤはカレーがないことを少し残念に思っていました(笑)
いなとり荘の温泉
いなとり荘には温泉が複数あり、1泊では回りきれないほどです。
どの大浴場にもシャンプー・コンディショナー・ボディソープのほかに、メイク落としや洗顔フォームが設置されていました。
脱衣所には化粧水・乳液・ヘアクリーム(流さないトリートメント)もあり、アメニティは充実していますよ!
展望大浴場がおすすめ
本館の7階にある展望大浴場が特によかったです。
「かもめ」と「うみ」の2種類があり、時間によって男女の入れ替え制です。
「かもめ」にはまるで海と繋がっているように見える、インフィニティ露天風呂があります。
泊まった当日の15~24時までは女性、翌日の5~10時までは男性が入れます。
私は17時頃にかもめに入りましたが、10月だったのでかなり暗くあまり海を見れませんでした。
女性でインフィニティ露天風呂を楽しみたいのであれば、チェックイン時刻の15時ごろに入ることをおすすめします。
夫が朝風呂として「かもめ」に行ったら、インフィニティ露天風呂を楽しめたそうです。
また、展望大浴場前にあるカウンターでは、無料の湯上がりサービスが!
15:30~18:00までは出汁と子魚のお菓子、翌朝の6:30~8:00までは金目鯛の味噌汁が提供されます。
さらに、生ビールも15:00~18:00まで提供されていて、お部屋付けで500円で飲めるのは最高ですね!
貸切露天風呂も時間があれば
展望大浴場のほかに、3階に連絡通路がある「湯っくら」という建物があります。
「湯っくら」の4・5階は男湯、6・7階は女湯で、15時から翌日の11時までいつでも入ることが可能です。
ただし、エレベーターは4・6階にしか停まらず、浴室内は階段である点は注意が必要ですね。
また、中のお風呂は何種類かありますが、露天風呂も狭いのでわざわざこちらに入りに来る必要はないかなと感じました。
「湯っくら」の最上階には予約制貸切風呂が4つあり、海側だと2,200円、山側だと1,100円で入れます(50分)。
今回は大浴場に行きましたが、もっとゆっくり宿を堪能する場合は貸切風呂を利用するのもありだと思います。
いなとり荘のサービス
いなとり荘では様々なサービスを受けることができ、お好みに合わせて選べます。
色浴衣の貸し出しは500円
温泉旅館でよくある女性用の色浴衣の貸し出しは、1階のロビーで受け付けていました。
1枚500円かかりますが、その分色味がきれいで写真映えしそうな浴衣が揃っていました。
20代であれば色浴衣で館内を探索したり食事したりしたいと思いますが、30代になってからは動きやすい作務衣のほうが楽で、色浴衣は必要ないと感じるようになりましたね。
卓球が無料でできる(要予約)
1階のラウンジ奥にあるスペースで卓球ができるようです。
30分無料ですが、フロントでの予約が必要です。
私たちは20時頃に部屋からフロントに空き状況を確認したところ、当日は予約でいっぱいで翌朝なら利用できるとの回答でした。
卓球をしたい場合は、チェックイン時など早めに予約をすると良いでしょう。
自販機は1・3・7階に
部屋の冷蔵庫の中には特に飲み物は用意されていないので、自販機の利用がおすすめです。
1階にはソフトドリンク・アイス、3階にはお酒・ソフトドリンクの自販機がありました。
500mlペットボトルのお茶が200円だったので、少し高めですね。
7階の展望大浴場にはビンの牛乳やコーヒー牛乳の自販機がありました。
いなとり荘の周辺スポット
いなとり荘の周辺スポットについて紹介します。
最寄りのコンビ二はデイリーヤマザキ
徒歩3分のところに夜23時まで営業しているデイリーヤマザキがあります。
自販機よりも飲み物が安く、地酒やおつまみも豊富なので、おすすめです。
ふたつぼりでみかん狩り
静岡県はみかんで有名なので、みかん狩りを「ふたつぼり」という農園でしてきました。
いなとり荘から車で5分程度で、電話をするとすぐに迎えに来てもらえました。(予約は必要ないようです)
帰りも伊豆稲取駅まで送ってもらえたので、とてもよかったです。
ふたつぼりでは大人一人600円で時間制限なしでみかんやオレンジの食べ放題ができます。
*はさみの保証金として1,000円預ける必要があります。
その場で収穫して食べるみかんはおいしいですね。
斜面にみかんの木が植えられているので、眺めも最高!
収穫したみかんを持ち帰る場合は、1kg600円別途かかります。
今回は大きめのみかん6つで400円でした。
いなとり荘ではゆっくりと温泉に入っておいしい食事を楽しめる!
伊豆稲取にあるいなとり荘では、魚介類を中心としたおいしいご飯と海を眺めながら入れる絶景の温泉が楽しめました。
特に夕食の金目鯛の煮つけは、身がふっくらとして甘辛いたれとご飯の相性がばっちり!
かなり食事のレベルが高い温泉旅館であることは、私たち夫婦のお墨付きです。
ぜひ伊豆方面で温泉旅館をお探しの時は、いなとり荘に行ってみてください。
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