静かな環境でゆっくりと温泉や食事を楽しみたいと考え、「伊豆高原小さな森のオーベルジュ花の森クラリス」に泊まってきました。
子供の宿泊NGという点も、夫婦2人で行く私たちにとっては魅力的でした。
この記事では、花の森クラリスに宿泊した体験を紹介します。
とても癒されてリフレッシュすることができましたので、おすすめです!
小さな森のオーベルジュ花の森クラリスの基本情報
小さな森のオーベルジュ花の森クラリスは、伊豆高原にある全室露天風呂が付いているホテルです。
オーベルジュとは
オーベルジュとは宿泊施設が付いたレストランのことです。
フランスで地方にある食材を求めたシェフが郊外にレストランを作り、日帰りができないお客様のために宿泊施設を併設したことが起源と言われています。
あくまでもメインが料理であり、そのサービスの延長線上に宿泊施設も兼ね備えている施設のため、ホテルと比べて客室数が少なめの施設が多いという特徴があります。
花の森クラリスも全9室という、小規模な宿泊施設です。
アクセス
〒413-0234 静岡県伊東市池893-42
伊豆高原駅からタクシーで約5分で、徒歩だと30~40分緩やかな坂を上る必要があります。
[jin-iconbox01]タクシーで通ったところ、宿泊の荷物を持って歩くのはかなりきつい坂だったため、タクシーで行くことをおすすめします。
タクシー料金は1000円ちょっとでした。[/jin-iconbox01]
駐車場は無料で完備されています。
子供の宿泊はNG
花の森クラリスでは料理をメインとしたサービスを提供しているため、フルコースを食べることができる中学生以上しか宿泊ができません。
私たちが宿泊した日は、夫婦やカップルしかいませんでした。
大人だけでゆっくりと静かに過ごしたい時におすすめのホテルです。
小さな森のオーベルジュ花の森クラリスの客室
花の森クラリスは9室あり、本館・離れ・プチスイートの3つの建物に分かれています。
*公式HPより引用
今回は本館のクイーンルームに宿泊してきました。
本館・クイーンルーム
チェックインした建物から庭の横の坂道を通り、本館に行きます。
本館はまず玄関があり、そこで靴を脱いでスリッパに履き替えます。
全ての部屋は2階にあり、今回は205号室に宿泊しました。
壁紙・カーテン・家具が青系に統一されていて、とても落ち着いた雰囲気のお部屋でした。
ベッド横にはドレッサーがあり、アンティーク調のランプが素敵!
コーヒー・紅茶・緑茶などがあり、ケトルでお湯を沸かしてお茶を楽しめます。
右奥にある黒い機械は、加湿器でした。
ドレッサーの横にはミニ冷蔵庫があり、中に入っているミネラルウォーターはサービスで、ありがたいですね。
伊豆高原駅で購入してきた飲み物を冷やしておきました。
椅子とテーブルで、ゆっくりとお茶をしたりTVを見たりできるくつろぎスペース。
テーブルの上にはクッキーが置いてあったので、コーヒーと一緒にいただきました。
バターの風味が強く、とてもおいしかったです。
TVの横にはアロマポットが置いてあり、ローズアロマを楽しめました。
入口の横にあるクローゼットの中にはバスタオルとフェイスタオルが2枚入っていて、お風呂場にももう2枚ずつあるので、何度もお風呂に入る時に便利でした。
今回泊まった3月では虫を見かけませんでしたが、暖かい季節は虫が多そうなので虫よけグッズも置いてありました。
パジャマはしっかりとした生地のガウンタイプで、私たちはジャージを持って行きました。
お風呂
トイレとお風呂が一緒になっているユニットバスです。
必要最低限のアメニティは揃っていて、ドクターシーラボのメイク落とし・洗顔フォーム・オールインワンジェルがありました。
メンズ用のヘアトニックやアフターシェーブローションも。
露天風呂は大人2人が足を伸ばしてゆったりと入れるほど、大きめのサイズでした。
キャンドルで香るアロマポッドとローズオイルも。
お湯はかけ流しになっていて、温度設定はフロントに電話をすれば調整してもらえるそうです。
私たちにはちょうどいい温度で、チェックイン後すぐに・ディナーの後・朝ごはん前の3回も入りました。
小さな森のオーベルジュ花の森クラリスの食事
今回の旅行は特に料理を楽しみにしていました。
花の森クラリスはオーベルジュですが、特にドレスコードはないため、気軽に食事ができるところが嬉しいですね。
夕食
夕食は18時30分スタートと決められていました。
チェックインを行った建物に入り、部屋番号を伝えるとテーブルに案内していただきました。
今回のディナーのメニューはこちらです。
今回予約したプランには、スパークリングワインが1本付いていました。
フレンチですが、片側にナイフとフォークが置いてある形式で、テーブルマナーについても気楽に楽しめるように工夫されていました。
アジとパプリカのマリネは、食材の風味を生かした薄味で口の中がさっぱりとしました。
パンには付け合わせとしてバターとレモン風味のオリーブオイルが準備されていました。
レモン風味のオリーブオイルは、ほのかに甘く優しくレモンが香っていました。
写真のパンのほかに米粉のパンも提供され、料理がくるたびにお代わりを聞いてもらえます。
特に米粉のパンは甘くて、夫婦でたくさん食べました。
オードブルの盛り合わせです。
ホタルイカのガーリック和え・シュリンプカクテル・アスパラガスの生ハム巻き・豚肉のパテがきれいに盛り付けられていました。
どれもスパークリングワインに合うおつまみとしてぴったりでしたね。
特にホタルイカのガーリック和えが好きでした。
アワビのポワレには、ブールブランソースという濃厚なバターソースがかかっています。
あまり貝類が得意ではない私ですが、このアワビはとてもおいしく全部食べることができました。
肝の部分も程よい苦みで、ワインに合う!
余ったソースはパンに付けて綺麗に食べ切りました。
筍とワカメのスープはコンソメの味付けで、優しい!
疲れた体に染みわたり、いくらでも飲めると思いました。
桜鯛のポワレには蒸した春キャベツと桜エビがトッピングされていました。
桜鯛はしっとりとしてジューシーで、しっかりとした厚みがあったので食べ応えも抜群!
お口直しのローズシャーベットです。
ほのかにバラの香りが鼻に抜け、強くない香りで良かったです。
メインは国産牛のサーロインマデラソースです。
サーロインはしっかりとした噛み応えがあり、お肉を食べている!と感じられ、お肉好きの夫婦としては大満足でした。
付け合わせのジャガイモとスナップエンドウもみずみずしく、全ておいしく完食しました。
デザートは塩レモンチーズケーキと桜のプリンです。
ここまでボリュームがあったので、小ぶりなサイズ感でちょうど良かったです。
飲み物はコーヒー・紅茶・ローズヒップティーから選べます。
[chat face=”fufu-icon.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]新鮮な素材を使って、王道な味付けのフレンチでした。
季節によってメニューが変わるようなので、また別の季節に泊まりたいなと思いました。[/chat]
朝食
朝食は8時にフロントから電話があり、部屋まで朝食が入ったバスケットを持ってきてくれます。
天気も良かったので、前日に下見しておいたガーデンのベンチで食べることにしました。
ベンチの間隔が広いため、他の宿泊者を気にせずゆったりと食べることができます。
あ皿やカトラリーが付いているバスケットです。
チェックインの時に飲み物の希望を聞かれ、コーヒー・紅茶・ルイボスティーから選べました。
右からサラダ・ヨーグルト・ミネストローネ・スクランブルエッグ・ジャガイモのソテー・BLTサンドです。
洋食の王道モーニングで、静かな朝に食べるのにピッタリ。
どれもシンプルな味付けながら、素材の味が活かされていて、おいしかったです。
自然のBGMとしてカッコウの鳴き声が聞こえてきて、とても癒されました。
食べ終わったお皿はバスケットの中に入れて、部屋に自分たちで運んでおけばOKです。
小さな森のオーベルジュ花の森クラリスの設備
花の森クラリスにある設備について紹介します。
素敵なガーデン
花の森クラリスには素敵なお庭があり、ヨーロッパ風に品よく飾り付けされています。
お庭の中には小さいチャペルもあり、宿泊者限定でウエディングフォトの撮影も可能です。
絶対に写真映えするスポットなので、これからウエディングフォトを撮影する予定の方にはおすすめします!
品の良い雑貨店
私たちが宿泊した本館の1階に、「小さな森の雑貨店 zakka Claris」という雑貨店があります。
営業時間が10:00~14:00と短めですが、中にはかわいらしい雑貨がありました。
私たちはチェックアウトを10時前にする予定だったので、入れないなと残念に思っていましたが、実際には9:30から営業されているようです。
気になる方は事前にホテルスタッフに営業時間を確認しておくことをおすすめします。
チェックアウト前に少し店内を見たところ、運命の出会いをしてしまいました。
見ざる聞かざる言わざるのうさぎバージョンの置物です。
最初は白いうさぎを見つけ、店員さんに「色違いもありますよ」と茶色のうさぎを見せてもらいました。
家で飼っているうさぎにそっくりなこともあり、迷わず購入!
1つ800円と意外とリーズナブルな商品でした。
小さな森のオーベルジュ花の森クラリスの注意点
花の森クラリスに宿泊して気になった点を2つ紹介します。
館内や近くに飲み物や軽食を購入できる場所がない
花の森クラリスは閑静な住宅街(別荘多め)の中にあるため、徒歩圏内にコンビニやスーパーなどがありません。
ホテル内にも飲み物や軽食を販売している施設はないため、事前にホテル内で飲み食いしたいものは用意してから花の森クラリスに向かいましょう。
私たちは伊豆高原駅の売店でおつまみやお酒を購入しましたが、夕飯のボリュームが多かったため、ペットボトルのお茶しか飲みませんでした。
ペットボトルの水が2本サービスで付いていましたが、何度もお風呂に入るなら、多めに水分補給用の飲み物は用意しておくと安心ですね。
場所によってはWi-fiが弱め
花の森クラリスでは全館にWi-fiが入っていましたが、電波は弱めだと感じました。
すぐにWi-fi接続が切れてしまうため、通信量の多い動画などを見る場合は注意が必要です。
小さな森のオーベルジュ花の森クラリスはゆっくりと静かに過ごしたい時におすすめのお宿
伊豆高原駅から車で5分ほどの位置にある、花の森クラリスは食事と温泉をゆっくりと静かな環境で楽しめる宿でした。
ホテルでゆっくりと静かに過ごしたいカップルや夫婦の方はぜひ泊まってみてください。
食事は王道のメニューが多く、安心する優しい味付けでした。
私たちもまたリピートしたいと考えています。